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どろろ 第9話「無残帳の巻」

第9話「無残帳の巻」

熱を出し倒れてしまっつたどろろ。道端の曼珠沙華に母の幻を見る。
どろろを担いだ百鬼丸。まだ片言ですが、他人に通じるくらいには話せるようになってる~

通りかかった尼僧に助けられ寺で休ませて貰う。
気がついたどろろは百鬼丸の姿を捜す(必死)
置いて行かれるかもしれない不安はいつも明るいどろろが抱える闇かな。

どろろの父は武士だけを襲う野伏せりの頭領・火袋。
襲った武士が復讐に現れ多くの仲間を失い、態勢を立て直すために村を捨てる。
これからは力だけでは生き残れない。信頼していたイタチは敵対している武士に取り入り生きることを提案。
火袋はこれを受け入れず、イタチに裏切られたどろろたちは全てを失ってしまう。

流れ着いた村で戦の邪魔だと村を焼き討ちにする武士。しかしイタチの裏切りにより傷を追った火袋にはどうしようもありません。
そっと立ち去ろうとした火袋に目を留めた武士は昔襲った相手。
火袋は仲間の恨みを晴らそうと襲い掛かる武士を切り捨てる。しかし多勢に無勢。
「槍ってのはこう刺すんだ」男の生き様を見た気がしたわ!ここでついに火袋の命運が尽きました。

火袋を弔い旅を続けるどろろとお自夜。火袋の女房と子供なのに見逃して貰えたのね。
施しを行う武士の中に裏切り者のイタチがいたぁ。言葉通り武士に取り立ててもらったようです。
憎い裏切り者を前にしても引かない自夜ですが、どろろためならプライドも捨てる。
煮えたぎった粥を素手で受け取りどろろに食べさせる。母は強と言うけど、この母強過ぎでしょ。

どろろを優先して自分はほとんど食べていなかったんでしょう。
とうとう倒れてしまったお自夜はどろろに曼珠沙華の花の中で息を引き取る。
母の最期の言葉がどろろの生きる理由なのかもしれませんね。

そして尼僧がサラッとどろろの性別バレしてきやがりましたw
原作でも明かされているので驚きはしなかったけど、意外とあっさり。
女の子だと言及されると途端に女の子っぽく見える不思議。
百鬼丸が性別を意識しているかは不明ですが、裸を見られたかも?と恥ずかしがるどろろが可愛かったです。

イタチの裏切り方は許される事ではないけど、賢く生きるというもの否定できない。悪党なんだけど嫌いになれないタイプかな。
自分の思い描く正義だけでは生きていけない。プライドを捨てても生き延びることが勝つ事なのかもしれません。
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