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蟲師 続章 第18話「雷の袂(いかずちのたもと)」

第18話「雷の袂(いかずちのたもと)」

何度も雷に打たれる木があると聞いたギンコ。

同じ木にばかり落雷があるのは他に原因があるのではないかと件の家を訪ねるが・・・
雷を喰う招雷子(しょらいし)という蟲の幼生がこの家の子供の体に入ったことが原因。

蟲よりも問題なのはレキとしのの母子関係ですね。

雷は招雷子が喰うために即死はしないが、やはり命の危険はある。
レキのへその緒を煎じて薬を作れば蟲を体内から出せるかもしれない。
しかしへその緒は見つからず・・・

どうしても他の人に嫁ぎたかった。
望まぬ縁談を断わってくれるよう母に懇願するしの。
しかししのの母は聞く耳を持たなかった。しのもまた愛されずに育ったんだろうか。

宿った子を流そうとしたり、産まれた子を見ても愛し方が分からない。
相当病んでますね。

雷は怖い。でも真っ直ぐに自分に向かってくる。
父も母も自分を真っ直ぐに見てはくれない。
父親もまた二人の関係には不干渉のようですし、家族関係は破綻寸前。

レキが雷に打たれるのは母を罰しているからだと思い込んでいるしの。
「本当にそうなのか?」
ギンコの視点はしのの思いを疑います。

家から程よく離れた木を選んで雷に打たれていたレキ。
雷が落ちたと分かればすぐに駆けつけることが出来る。
同じ木に雷が落ちると分かっていれば村人も近づかない。
母や村人を守るためだと考えた事はなかったのか・・・

雷が鳴りそうなのにレキは戻って来ない。ギンコに邪魔されないよう場所を変えた。

レキを救うために捜しに出るギンコにしのは無反応。
「あんたでなきゃダメなんだ」

言われたからついて来たという感じですね。
戻りなさいという言葉になんの感情もこもっていないのが辛い。

今度はちゃんと愛せる母に生まれ変わる。
だから一緒に死のうって・・・
それは逃げでしょ。


母を突き飛ばし再び雷に打たれたレキ。

羽化した招雷子はレキの体を抜けて空へ。
綺麗でしたねぇ。

自分の事を命がけで守ろうとした息子を見ても愛せるか分からない。
しのさんの闇が深過ぎます。


その後、レキは親戚に預けられたそうです。
この母子は一緒にいても近づくことは出来なかったんですね。

おなかを痛めて産んだからといって掛け値なしに愛情が注げるわけではない。
愛情も育てて行くもの。一歩目からそれを拒絶してしまったしの。
非常に後味が悪い話ですが、しのがコロッと態度を変えるなかったところが蟲師らしい。

唯一の救いはへその緒を捨てていなかったところかな。
レキが幸せになれるといいですね。


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