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蟲師 続章 第17話「水碧む」

第17話「水碧む」

ギンコは水に捕らわれた少年と出会う。

泳ぎは上手いが走るのが苦手。異常な喉の渇きを訴える。
体が異常に冷たく、水かきを持ち、言葉に難がある・・・


初めて会ったギンコに言い当てられいぶかしむ母の気持ちも分かります。

雨蟲(うこ)と言う蟲に取り付かれた湧太。
雨蟲は水の循環に乗って自然界を巡っているようですね。
海へ出るときに取り残されたものがサンショウウオなどに寄生する。
人には寄生しない蟲のようですが、稀に溺れて仮死状態になった人に取り憑き蘇生させるとか。

雨蟲を完全に取り除く事は出来ない。
薬を処方し、様子見です。


体温も戻り、少しずつ言葉も出てくる。
村の子供たちとも仲良くなって普通の子供へと近づいていく湧太に安心するタキ。

しかし雨蟲を完全に取り除くのは難しいらしい。
鉄砲水の時などに取り残された雨蟲が海に向かう。その時に寄生した体を離れることもあるらしい。

サンショウウオなどは寄生され続けると水となって消えちゃうのか。案外怖い蟲です。
薬を飲みつつ蟲を抑える。後はは自然に任せるしかないんですね。

長雨が続いた日。夜中に水に誘われて家を出た湧太。
雨蟲が海へ帰ろうとしている?

心配したギンコが駆けつけて湧太を捕まえていました。
鉄砲水が起こりそうな状況なら雨蟲を取り除く事ができるかもしれない。
危険を伴う賭けを耐えた母子。湧太から雨蟲が消えた?

喉の渇きを訴える雄太。
体が異常に熱い。雨蟲がいなくなった湧太の体は水蒸気のように消えてしまった。

どういうことだってばよ!?

湧太は溺れた事がないと言っていた。
溺れたのは母のタキ。その時既に湧太を身ごもっていた。


妊娠初期の胎児は水の中の生物と似ている。
タキの体へ入った雨蟲はより寄生しやすい胎児の中に入ったんですね。

成長と共に切り離せないほどに融合してしまった。
雨蟲が湧太を生かしていたとうことか。

これは予想外。ギンコにもどうすることも出来なかったでしょう。
今回はバッドエンドでした。
ギンコを責めても仕方ない状況で、どんな形であれ湧太が生きていた事を想い、今も水と共にあると信じる母は強いですね。

「確かにここに、生きていた」
雨が降るたび、川を見るたび息子を感じる。
それが幸せかどうかは分かりません。今はそうやって納得するしかないでしょう。
いつか本当にタキの心が癒される日が来るといいですね。

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