超訳百人一首 うた恋い。 第10話「名古曽の滝 大納言公任」
第10話「名古曽の滝 大納言公任」
アバンがすっごい事になって来ましたw
なんだこのシュール且つカオスな空間はwww
定家に巻き込まれた感がある頼綱も意外とノリノリです。
タイトルは公任ですが、内容は少納言編のまとめといった感じ。
陸奥に下った実方はそのまま任地で不慮の事故に遭い帰らぬ人に。
旅立つ前に元カノ清少納言に文を出してやってくれと頼まれていた公任。
下の句を送り、清少納言を試す。
空寒み 花にまがへて 散る雪に
すこし春ある ここちこそすれ
慌てた清少納言だが、舞い散る雪を花に見立て、まだ寒い冬の日に春を感じさせる見事な返事。
白楽天は基本中の基本。そんな実方と少納言のやりとりを聞いていた公任は昔からの少納言を知っていたようだと。
少納言もまた、実方から公任の話をよく聞いており、思いは同じ。
ここに実方がいれば・・・
この頃政治の実権を握っていたのは藤原道長。
娘、彰子を入内させるために定子は邪魔だったわけです。
定子の立場を案じる帝から色好い返事が貰えず、宮中の政は滞り気味。
蔵人頭という立場上、少納言とは表向きには相対する派閥に属していたということになりますね。
この辺はあまり詳しくないのでこんな感じかな?
出仕をサボって物見遊山の道長に付き合う公任。
昔は見事な景観を誇っていた滝も、水が枯れた今となっては死んだも同然。
滝の音は たえて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ
滝は枯れてしまったが、その名声はいまだ噂に聞こえるほどだと。
自分たちがしてきた事、名が後世まで残るかと不安を口にする行成。
儘ならん世を、儘ならんなりに上手く生きるしかない。
いやぁうた変。では皮肉屋で世を斜に見ているような人物だと思っていましたが、幅広く世を見る切れ者なんですね。
和歌、書、物語。自分たちが残した物が後世まで残るかもしれない・・・
公任や実方の和歌、行成の書、そして清少納言の枕草子。
公任が言ったように彼らの残したものは今も受け継がれています。
国の今後のために道長の娘を帝の第一正妻としなければならなかった行成。
定子は身重の体で宮中から出され、皇子を産んだ後、亡くなってしまう。
行成の中に少納言に対する罪悪感が生まれ、会うことも無く日々が過ぎる。
定子亡き後、清少納言が宮中には戻らず摂津に下ると聞いた行成。
犬の鳴き声に外を見た清少納言。
やっぱりチョロいじゃないですか。ワンコの正体は行成。 しかしひどく疲れています。
恋の関は越えぬから、昔のように話したい・・・
行成にとって清少納言とのたわいもない会話や、駆け引きがとても楽しい時間だった。
行成を恨んではいない。それが国のためである事も理解している。
しかし請われても戻る気はないと言う清少納言。
彼女の仕事は定子の明るく聡明な笑顔を残す事。だから一家の没落や定子の死は描かない。
清少納言の務めはまだ終わっていない。
楽しかったと昔を振り返るのは懐かしんで悲しむ事ではない。
楽しい思い出は今を頑張るためにある。
そして強く、真っ直ぐに生き、豊かな人生を全うするために前向きに前に進みましよう。
惹かれ合う二人ですが、それは一夜限りの恋でした。
前に進むための別れが切ないです。
平安中期は時代や立場に流されて実らなかった恋の話が多いですね。
定家が百人一首に定子の辞世の句を選ばなかったことで、定子と聞けば枕草子の華やかな定子が一番最初に思い浮かぶようになった。
清少納言の願い通りに定子の笑顔が残されたという綺麗なお話。
アバンの出オチを覆す、切なくていいお話でした。
アバンがすっごい事になって来ましたw
なんだこのシュール且つカオスな空間はwww
定家に巻き込まれた感がある頼綱も意外とノリノリです。
タイトルは公任ですが、内容は少納言編のまとめといった感じ。
陸奥に下った実方はそのまま任地で不慮の事故に遭い帰らぬ人に。
旅立つ前に元カノ清少納言に文を出してやってくれと頼まれていた公任。
下の句を送り、清少納言を試す。
空寒み 花にまがへて 散る雪に
すこし春ある ここちこそすれ
慌てた清少納言だが、舞い散る雪を花に見立て、まだ寒い冬の日に春を感じさせる見事な返事。
白楽天は基本中の基本。そんな実方と少納言のやりとりを聞いていた公任は昔からの少納言を知っていたようだと。
少納言もまた、実方から公任の話をよく聞いており、思いは同じ。
ここに実方がいれば・・・
この頃政治の実権を握っていたのは藤原道長。
娘、彰子を入内させるために定子は邪魔だったわけです。
定子の立場を案じる帝から色好い返事が貰えず、宮中の政は滞り気味。
蔵人頭という立場上、少納言とは表向きには相対する派閥に属していたということになりますね。
この辺はあまり詳しくないのでこんな感じかな?
出仕をサボって物見遊山の道長に付き合う公任。
昔は見事な景観を誇っていた滝も、水が枯れた今となっては死んだも同然。
滝の音は たえて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ
滝は枯れてしまったが、その名声はいまだ噂に聞こえるほどだと。
自分たちがしてきた事、名が後世まで残るかと不安を口にする行成。
儘ならん世を、儘ならんなりに上手く生きるしかない。
いやぁうた変。では皮肉屋で世を斜に見ているような人物だと思っていましたが、幅広く世を見る切れ者なんですね。
和歌、書、物語。自分たちが残した物が後世まで残るかもしれない・・・
公任や実方の和歌、行成の書、そして清少納言の枕草子。
公任が言ったように彼らの残したものは今も受け継がれています。
国の今後のために道長の娘を帝の第一正妻としなければならなかった行成。
定子は身重の体で宮中から出され、皇子を産んだ後、亡くなってしまう。
行成の中に少納言に対する罪悪感が生まれ、会うことも無く日々が過ぎる。
定子亡き後、清少納言が宮中には戻らず摂津に下ると聞いた行成。
犬の鳴き声に外を見た清少納言。
やっぱりチョロいじゃないですか。ワンコの正体は行成。 しかしひどく疲れています。
恋の関は越えぬから、昔のように話したい・・・
行成にとって清少納言とのたわいもない会話や、駆け引きがとても楽しい時間だった。
行成を恨んではいない。それが国のためである事も理解している。
しかし請われても戻る気はないと言う清少納言。
彼女の仕事は定子の明るく聡明な笑顔を残す事。だから一家の没落や定子の死は描かない。
清少納言の務めはまだ終わっていない。
楽しかったと昔を振り返るのは懐かしんで悲しむ事ではない。
楽しい思い出は今を頑張るためにある。
そして強く、真っ直ぐに生き、豊かな人生を全うするために前向きに前に進みましよう。
惹かれ合う二人ですが、それは一夜限りの恋でした。
前に進むための別れが切ないです。
平安中期は時代や立場に流されて実らなかった恋の話が多いですね。
定家が百人一首に定子の辞世の句を選ばなかったことで、定子と聞けば枕草子の華やかな定子が一番最初に思い浮かぶようになった。
清少納言の願い通りに定子の笑顔が残されたという綺麗なお話。
アバンの出オチを覆す、切なくていいお話でした。
http://strawcat.blog12.fc2.com/tb.php/3814-c964d87a
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/85a85a858305122a6ab2f283af2867d1/ac
http://wondertime.blog31.fc2.com/tb.php/2025-0217a410
http://norarincasa.blog98.fc2.com/tb.php/1086-06129f25
http://yuruyurulife.blog48.fc2.com/tb.php/3974-8924a79d
http://soliloquy0503.blog.fc2.com/tb.php/9395-646a716e
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/167a743612
http://seigenjikan.blog2.fc2.com/tb.php/2522-96d456fe
http://sephiroth2012.blog.fc2.com/tb.php/5214-661cbab7
http://sagaturedure.blog31.fc2.com/tb.php/5550-1b602d8f
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/85a85a858305122a6ab2f283af2867d1/ac
http://wondertime.blog31.fc2.com/tb.php/2025-0217a410
http://norarincasa.blog98.fc2.com/tb.php/1086-06129f25
http://yuruyurulife.blog48.fc2.com/tb.php/3974-8924a79d
http://soliloquy0503.blog.fc2.com/tb.php/9395-646a716e
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/167a743612
http://seigenjikan.blog2.fc2.com/tb.php/2522-96d456fe
http://sephiroth2012.blog.fc2.com/tb.php/5214-661cbab7
http://sagaturedure.blog31.fc2.com/tb.php/5550-1b602d8f
スポンサーサイト
最近のコメント