第8話「末の松山 清原元輔／実方と諾子 藤原実方朝臣」

定家、なぜ新聞配達ｗｗｗ
定家の登場はいつも予想の斜め上を行くなぁ。

今回のメインは清少納言。

実方との恋の話の前に、少女時代のお話。

父・清原元輔がめちゃめちゃいいですねぇ。

2人の思いは変らないと誓う諾子（清少納言の）兄・致信と恋人の末の松山。

絶対など信じないと言う諾子。とても現実的なお嬢さんです。

裏切られるのが怖ければ最初から信じなければいい。
信じるものが無い人生は死に等しいと諭す元輔。
傷つきはしないが満たされないと・・・それを理解するには諾子はまだ少し幼かった。

任期が終わり京に戻ってから2年。
末の松山が結婚したという文が届き涙する政信。
人の気持ちは移り行くもの。しかし2年思い続けた息子を誉める父。遠距離恋愛は辛いですな。

平気な振りをしていい人にならなくてもいい。
恨みつらみを綴ったの返事を書くといい。

ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ
　　　　　末の松山 波こさじとは

あの日 二人で泣きながら誓いましたね。
絶対に心変わりしないと・・・それなのにどうして

政信のやりきれない想いをしたためた文は末の松山を思い続けた証し。
それは彼女にも伝わりましたよね。
大人な元輔に惚れたわｗ


娘を見舞ってはもらえないかと元輔から頼まれた実方。
え？清少納言既にバツイチだったｗ

平安初期なら業平。実方は平安中期きってのモテ男のようです。
子安ボイスが、もう！俺得過ぎますｗｗｗ

モテ男は平凡な女には興味は無いのか？
最初こそウブだった諾子ですが、勝気で才あるところを見せ始める。

しかしそんなところも気に入っていると言う実方に勝気な諾子もメロメロみたいですね。

道隆が娘・定子のために優秀な女官を集めると言う話が持ち上がり、諾子にも声が掛かる。

宮中に上がれば貴方の才能を理解してくれる人にも出会えるだろう・・・
諾子が宮仕えしても心変わりしないよう繋ぎとめておく。そう公任に言ったものの、本当は見限られてしまうのではないかと不安はあったんですね。

自分を理解してくれるのは実方1人でいいと断ろうとする諾子の背中を離れることで押した実方。
小町と宗貞とは逆パターンか・・・

久しぶりに宮中で言葉を交わした2人。
清少納言と呼ばれるようになった諾子が自分の居場所を見つけたことに喜びを感じる。
しかし本当の想いとは？

かくとだに　えやはいぶきの　さしも草
　　さしもしらじな　燃ゆる思ひを

私の想いがどれほどか君に言えるはずもない。
だから君は知りもしないだろうね。私の本当の気持ちなど

2人の恋は実らなかったけど、実方の諾子を思う気持ちにグッと来た。