第22話　「うつりにけりないたづらに」

千早はとことん対戦相手に恵まれませんね。
前回は若宮詩暢の再臨とまで言われたりりかちゃん。

次は前クイーンの山本由美さん。ユーミンですかｗ
原田先生のライバル（）北野先生の教え子です。クイーンを輩出するとは翠北会ってすごいのね。

前クイーンとの対決に胸躍らせる千早ですが、クイーンの様子がおかしい。
見た目も名前も平々凡々な山本由美。千早を見ても綺麗な子とか志向がかるたに向いていません。

期待されることに疲れてしまう。
由美からは一度登り詰め、そこから落ちた人間の卑屈さを感じます。
考え方がどこまでもネガティブです。

かるたを諦めている・・・
灼熱の会場の中で由美の心だけがだんだん温度を失っていることに気付いた千早。
諦めた人に1枚も取られたくない。

熱くなる千早。千早の気迫に圧されるというより、熱くなっちゃっていいのと割と冷静な由美。
会場の温度で結露する窓ガラス。中が見えずキレた北野先生が窓を開けちゃいました。

一気に外の空気が流れ込み、会場はリフレッシュｗ
しかも自分のかるたをしろと由美に向けたエールで他の参加者も自分のかるたを取り戻すｗｗｗ
北野先生のとんでも介入と由美の冷静な心の声が面白い。

ここでペースを取り戻した由美が自分のかるたを思い出した。
肉まんくん曰く、彼女の二つ名は「モメユミ」

微妙な判定では自分の札だと主張して絶対に譲らない。
決まるまでは読みも止まり、他の参加者に迷惑になるため、あまり誉められた事ではないんですね。

クイーンにはふさわしくないと封印していたモメユミも今は挑戦者だからとどんどん主張していく由美。
えっと・・・面倒くさい。

ほんの少しの差で勝てるように努力してきた由美。
見た目も名前も平凡でも自分にはかるたしかないとかるたに賭けて来た。

モメユミ見せられたらゴネて勝って来たみたいに見えちゃうじゃん。
それだけでクイーンになることなど不可能でしょう。やはり彼女の強みは正確で丁寧なかるたにあるんでしょうね。

優勢だったのにモメユミを前に萎縮してしまった千早を見て、心の強さも大切だと気付いた太一。
今更な気もしますが、改めて確認するというのは大切な事ですね。

千早はここで敗退。A級の壁は厚いですね。

A級の試合を見てここの人たちは誰も歌を聞いていないと嘆くかなちゃん。
その中で読手の声だけが響いて来る。
歌だから届くんだ･･･かなちゃんは読手にも心惹かれているようです。
今回の読み手は全日本かるた協会の芹野恵子さん。百人一首のCDも出されているようです。
とても聞きやすく、いい声でした。

次々とやりにくい相手とぶつかって来た千早。クイーンへの道は険しいですね。
新の方はどうなったのでしょうか？