第10話　「縮退 retraction」

谷尋の弟・潤を自らの手で葬ってしまった集。
その事に囚われてヴォイドを取り出せなくなってしまいました。

集の精神的な脆さが葬儀社の作戦の失敗。ひいては仲間に命に関わってきました。
それでもまだ自分のことしか見えない集にはイライラしますね。

写真に写っていたのはいのりではなく、集の姉のようです。
ロストクリスマスの時にアポカリプスウィルスに感染して亡くなったのでしょうか？
突然肉親が姿を変えて亡くなればトラウマにもなるか・・・
それを差し引いてもやっぱり今回の集にはダメだったな。

綾瀬が集を連れ戻しに来たが、あまりにもダメダメな集を見放してしまう。
涯も現れて二度と顔を出すなと。いのりも引き上げさせると言われて初めて周りを見ましたね。
結局女かいっ！って感じ。

帰宅するとまだいのりが待っていました。新曲を聴いて欲しいと差し出したいのりですが、集はいのりに死んだ姉を重ねて化け物と叫んで手を払ってしまう。
集に見えているものはいのりには見えませんが、化け物は酷い。
データの記憶媒体って何使ってるんでしょうか？脆すぎますね。

輸血する涯。いのりの血はウィルスの発症を抑える効果があるのでしょうね。
集に化け物と言われたことを気にするいのり。集のことを好きになったのか？いのりはまだ好きという感情が良く分かっていないようです。
お前もアイツを選ぶのか。お前もってことは集のことを以前から知っていたということでしょうね。
選ばれる集と選ばれない涯？誰にか、何にか、はわかりませんが、涯が力を求める原因に集が絡んでいそうです。

始まりの石をあっさりとGHQのヤンに渡し拘束された茎道。
ヤンは始まりの石を海外に持ち出すつもりのようですが、葬儀社はそれを阻止しようと涯自ら動きます。

ヤンさん、息子に秘書さんとイチャイチャしているところを見られちゃいましたね。
自分の息子じゃないかもとか言いながら、自分は秘書といい仲ですかコイツ最低だな。
黙ってエレベーターの扉を閉める秘書。肝が据わり過ぎてて怖いです。

集は祭に助けを求めたようですが、いのりの身代わりとして求められたということに祭は気付いていて拒絶されてしまう。
辛い時に誰かに助けを求めたくなる気持ちは分かりますが、手近な女にされてはたまりませんね。

葬儀社の計画はセガイにバレバレ。セガイはアンチボディズにワクチン接種を呼びかけ、始まりの石を発動。

石は遺伝子共鳴を起こし、アポカリプスウィルスを発症させる。
次々に潜伏者のキャンサーが発現し、涯のキャンサーも反応してしまう。

茎道の目的はロストクリスマスの再来？ そして何？
この歌は違うといういのり。いのりが作りたかったのはウィルスの発症を抑える曲ってことですか？

遺伝子共鳴で発症すると言う事はウィルスの元は始まりの石ということになるのでしょうか？

ここから集がどう動くかで世界の在り様が変わってきそうですね。
倒れた涯や街の人を見て、茎道を止めるためにすぐさま走り出すのか、まだグダグダやってウィルスを蔓延させて後戻りできない状態から立ち直るのか。
涯は先が短そうですし、涯の目的を継いだりするのかな？

どちらにしても集の持つ力で世界を救うという展開にはなるのでしょうが、そこをどう見せていくのか注目ですね。