【FAINAL TURN Re;】参りました。大方の予想通りルルは世界の憎しみをすべて引き受け『ゼロ・レクイエム』を貫いた。
予想していた事とはいえ、実際にやられると辛いですね。
『8年振りにお兄様の顔を見ました。それが人殺しの顔なのですね』
ナナリーの言葉が突き刺さる。例えギアスを使ったとしてもダモクレスの鍵は渡さない・・・
自分の成すべき道の前に立ちはだかるナナリー。ルルーシュはナナリーにギアスを使えるのか?ここまで来てまだ揺らぎますか。しかしルルーシュを殺してでも止めるとナナリーの意志は固い。
ナナリーが幸せに暮らせる世界を手に入れるために戦ってきたルルーシュ。
二人で暮らせれば、それだけで良かったナナリー。しかしルルに言わせれば今の世界はそんなささやかな願いも叶わない。
妹のために・・・自分のために手を汚し続けた兄。それならば自分の手で止めるしかない。罪を重ね続ける兄を解放したいという思いもあったのでしょう。
――それは卑劣なのです。人の心をを捻じ曲げて尊厳を踏みにじるギアスは――ではダモクレスはどうなのか?
『ダモクレスは憎しみの象徴になります。憎しみはここに集めるんです。みんなで明日を迎えるために』
ナナリーは人々の憎しみをダモクレス(フレイヤ)というシステムに向けさせ、その罪を背負おうとしていた。
似た者兄妹ですね。ナナリーの覚悟を悟ったルルは戸惑いを捨てナナリーにギアスをかける。
『ダモクレスの鍵を渡せ』ギアスの力に抗おうとするが絶対遵守の力には勝てず鍵を差し出すナナリー。この辺りの描写はユーフェミアのときと似ていますね。

スザクVSカレン。カレンはやり方は違っても自分とスザクは同じように日本のことを考えていると思っていた。それが間違いだと気づいたと語ります。
ルルとスザクの目的が日本を取り戻すことから、世界を手に入れることに変わってしまったと勘違いしているカレン。言ってないんだから分かりませんよね。ゼロ・レクイエムを成すためには極一部の協力者以外に計画を知られるわけにはいかない。ましてや直情型のカレンになんて話せるわけがありません。ジノも然り。現実に抗うためにレジスタンスになったカレン。日本を救うために組織(ブリタニア)に入るしかなかったスザク。どっちもどっちな気がしてきた・・・
『世界は思い通りにならない』スザクの言葉に切れるカレン。
一応スザクとカレンの対決はカレンの勝利(?)で終了。力尽きダモクレスから落下する紅蓮を受け止めたのは半身のトリスタン。ランスロットは爆発し大破。
それぞれの理とそれぞれの思いによって戦う人々。シンクーは吐血しつつもブリタニアと戦い続け、藤堂は重症の体を押して出撃しようとする。
必死で止める千葉ちゃんに手を上げかけますがそこは日本男児たるもの思い留まりましたよ。(女に手を上げちゃイカン)結局気を失って出撃できませんでしたが・・・
アーニャとの戦闘中でサザーランド大破。爆発した機体を飛び出しモルドレッドに飛びついた。アーニャは反応が追いつかない。『爆・散!』(多分こんな感じ)かっこいい~オレンジじゃないみたい(こらっ!)
記憶が無いと涙を浮かべるアーニャにギアスキャンセラー発動?

この辺りは駆け足駆け足。想像にお任せですか?また視聴者に丸投げです。
ダモクレスの鍵を手に入れたルルはギアスが解ける瞬間ナナリーに愛していると告げる。しかしその言葉はナナリーには届かず、自分にまでギアスを使った兄を悪魔だと責める。避難の言葉を受けながらも立ち去るルルーシュ。
世界の憎しみの中にはナナリーの憎しみももちろん入っているのでしょう。そこまでして成し遂げたいゼロレクイエム。逆に言えばそこまでしなければ世界は変わらないということですね。フレイヤを使ったルルーシュ。シュナイゼルが堕ちたことに衝撃を受ける黒の騎士団。そしてダモクレスの鍵(恐怖による絶対支配)を手にしたルルーシュは世界はこの手に堕ちたと高らかに宣言する・・・
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