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No.6(終)

No.6 第11話 「伝えてくれ、ありのままを」

第11話 「伝えてくれ、ありのままを」

そこそこにボリュームのある原作を1クールでよくまとめたな、といった感じの最終回。

聖なる祝日の式典会場では寄生バチが次々に羽化を始め、阿鼻驚嘆の地獄絵図です。
これもエリウリアスが仕掛けたことなんでしょうか?これだけ大量の人が一気に蜂に刺されてしたとは考えにくいし、定期健診か何かで意図的に埋め込まれていたとか?
人々を従順にさせるためとか言われたら当局も乗り気でやりそうだ。そうだったらエリウリアス相当黒いな。

紫苑とネズミの前に現れた沙布はエリウリアスと融合していた。
エリウリアスの力を手に入れたいNo.6によって、沙布は覚醒の依り代にされたということでしょう。
自らの解放を求めるエリウリアスと、沙布の紫苑に会いたいという思いに導かれたんですね。

沙布がもう沙布ではないと知った紫苑がまたぶっ壊れました。
分からなくはないけど、あれだけ豪快に振っておいていまさらな気もします。

森の民とかああ、そんなのあったね、って話で憎しみで暴走しそうな紫苑を止めてネズミがマザーコンピュータに爆弾を仕掛ける。
マザー破壊、エリウリアス解放、沙布消滅って流れなので、これを紫苑に背負わせたく無いんでしょうね。
ネズミ自身も私怨がありますから、紫苑さんは大人しくしていてくださいw

沙布を置いて来た事で紫苑の憎しみはネズミに向かいます。最初からNo.6を崩壊させるために沙布を利用したと・・・
ネズミは言い訳をする性格じゃないし、頭に血が上ってるヤツに何を話しても通じないということが分かっているんでしょうね。だからって挑発して紫苑の憎しみを全部受け止めようとしなくても・・・

治安局員に狙われた紫苑を庇って撃たれたネズミ。頭が冷えましたね。口では煽るようなことを言っても、行動が紫苑ラブです。

診療室で治療し逃げますが、今度は紫苑が撃たれてしまう。施設中爆発して自分の命もままならない状態で侵入者排除に励む仕事熱心な人ですね。

コンベヤで運ばれてなんとかイヌカシたちと合流したが、紫苑は既に事切れていた。
イヌカシの手を離し紫苑へと近づいていくネズミ。俺は絶対に生きると逃げるイヌカシを責めることは出来ませんね。

そして超展開。紫苑を膝に抱き歌い出す沙布。光となって飛び立った沙布(エリウリアス)の力でネズミの傷は癒え、紫苑も息を吹き返す。
どこの精霊会議だよ!

エリウリアスの力で壁は壊され、寄生バチも消えた。壁の方は紫苑の願いを叶えたいという沙布の想いにエリウリアスが応えたって感じですね。

No.6と西ブロックの間に立つ紫苑とネズミ。不安そうな紫苑にあんたならやれるとネズミがキスをする。最後までニヤニヤさせてくれるぜ。
二人はここで別れるが、No.6、西ブロック双方から復興に尽力していくんでしょうね。

本当に紫苑のことを想っていたのに、No.6に利用され、エリウリアスと共に消えた沙布の扱いが気の毒です。

楊眠は寄生バチにやられちゃったんですね~EDで映っただけで、しかもスタッフクレジットが被るというヒドイ扱いでしたw

設定の穴みたいなものはところどころ感じたし、エンジンがかかるのがちょっと遅かったというのは否めませんが概ね良い終わり方ではなかったかと。
原作読めってことですねwww

エンドカードのあざとさにまたニヤニヤしてしまったwww


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No.6 第10話 「奈落にあるもの」

第10話 「奈落にあるもの」

清掃作業は終了。イヌカシと力河は助かった。しかし犬に瓦礫の中から金目のものを集めさせているイヌカシのたくましさったらw
紫苑が託した赤ん坊は無事にイヌカシの元にたどり着けました。

突然赤ちゃんを押し付けられて戸惑うイヌカシですが、懐いてくる姿に犬と接するのとは違う感情が芽生えたようです。
イヌカシの子育てシーン希望ですwww

紫苑は紫苑のままでいて欲しい・・・

ネズミの言葉の意味が分かりました。西ブロックの人々をゴミのように捨てる矯正施設の現実。
死体の山を登っていくのは体力よりも精神的にキツイですね。これだけでも心が壊れそうです。

イヌカシと力河も施設の侵入に成功。え?案外簡単に入れてないか?中枢と施設自体は分れているんでしょうか?

沙布に接触してくるエリウリアスは沙布の願いを何でも叶えると言う。沙布の願いはただ一つ。紫苑が会いに来てくれることみたいですね。

人を人とも思わない行為。迫る追っ手に紫苑の心が壊れていく。ああ、ネズミが危惧していたのはこういうことだったのか。

極限状態というのは正常な人の判断を狂わせますが、紫苑の場合はそれが加速度的に早いです。徐々にっていうより一気に壊れた感じ。
それとも沙布の思考によってそうなってしまったのでしょうか?
紫苑にだけ届く沙布の声。その声に導かれる紫苑は笑みさえ浮かべています。

紫苑の変化はネズミにとって悲しい事。紫苑にはキレイなままでいて欲しかったのだと思います。
紫苑とネズミの関係が逆転します。

紫苑はネズミを撃った隊長に止めを刺そうとする。ネズミはそれを必死に止めるが、その声は届かない・・・
戸惑うことなく引金を引いた紫苑。自分が撃たれた事で紫苑に人殺しという罪を背負わせてしまったと涙を流すネズミの姿が切ないです。

紫苑はネズミに初めて出会った時から運命のようなものを感じていたのかもしれません。だから背負うとかそういう事は関係ないと感じている。
応急手当をしたところでタイミングよくエレベーターが到着。やっぱり導かれてますよね。

やっと見つけた沙布はなんだかラスボスみたいな表情でした。中は沙布であって沙布ではない感じがします。

壊れたり、立ち直ったり、紫苑の感情の動きがめまぐるしくて駆け足な感じは否めませんでした。

莉莉がNo.6の異変を感じたり、楊眠も動いているようだし、最終回は詰め込んできそうですね。



No.6 第9話 「災厄の舞台」

第9話 「災厄の舞台」

No.6の高官をハニトラに掛けて矯正施設の情報を引き出した紫苑たち。

協力するとは言ったけど、なかなか助けに出て来ないネズミにぶち切れるイヌカシ。どっちか微妙な部分はあったけど、イヌカシは女の子であったか・・・
エロ親父にうなじ舐められりゃ泣きたくもなるだろし、ましてやそんな経験もないだろう。後でちゃんとフォローしてやれよ。

No.6による清掃作業。ネズミはその内容を紫苑に話さないけど、大体想像つきますね。後半で予感は的中しました。
情報からNo.6への侵入は絶望的。残る手はひとつだけ。

西ブロックの夏は過ごし易いのかと尋ねる紫苑。夏までここにいるつもりか?
沙布を助けて、寄生蜂の血清を作って、壁を無くし、みんなでここで暮らす。
明日がどうなるか分からない西ブロックにいて先に事など考えた事がなかったんでしょうね。考えるのを止めたのか。

ネズミは計画を紫苑に明かさないまま聖なる祝日前日に至る。

楊眠から仲間に誘われる火藍。
No.6で起こった不可解な死の事件を目撃したものはその後、もれなく矯正施設送りになり、実験体にされたか処刑されたと明かす楊眠。
火藍も計り知れない大きな流れがあることは感づいていたんでしょう。そして紫苑がそれに関して何かしようとしていることも感じている。

ネットで同志に呼びかけると息巻く楊眠。No.6に従順だった市民が反旗を翻す様を想像して目が逝っちゃってますよ。
これにはNo.6を作った人たちと同じ目をしていると火藍もドン引き。

奴らの仲間だったのか・・・勝手に失望してその場を去る楊眠ぇ
ここまで情報さらしておいて放置ですか?火藍が何も出来ないと思っているんでしょうか?じゃあ何故仲間に誘ったし。
このシーンはちょっとあっさりし過ぎて残念。

話はメインルートに戻ってNo.6による清掃作業=人狩りが始まる。
いやぁ、本当にNo.6は西ブロックの住民を人として認めてないんですね。害虫駆除よろしく次々と人々を虐殺していきます。

惨劇を紫苑に見せまいとマントで庇うネズミに惚れる。

死んだ母親に抱かれた赤ん坊をイヌカシに託す紫苑。こういうシーンは参るな。どんな立場でも命は命だよ。その感覚を持っている紫苑には変わって欲しくないな。

わざと捕まり、施設行きのトラックに載せられるネズミと紫苑。矯正施設に侵入するにはこれしかなかった・・・
黙って頷く紫苑がいい。ネズミを信じているんですね。

一時の癒しはネズミの歌。
歌では何も救えないというネズミだけどそんな事はないだろう。救うって事や守るって事の捉えかたが難しいな。

矯正施設を前に今から見ることで、紫苑が変わってしまうかもしれない。だけどアンタはアンタのままでいて欲しいと伝えるネズミ。

施設から逃げ出した時に紫苑に出会っていますから、ネズミは中で何が行われているのか知っているんですね。

トラックから放り出される収容者たち。完全にゴミ集積場じゃないですか!
No.6め、とことん腐ってやがる・・・

ネズミが紫苑を守るために抱きしめるシーンが多くてニヤニヤしっぱなしだったわwww

沙布に接触してきたのはエリウリアス。こっちも動き出したか。
中と外から反乱が起きるのか?続きが楽しみです。



No.6 第8話 「そのわけは…」

第8話 「そのわけは…」

本格的にNo.6に乗り込むための下準備。情報収集のためにある男を捜すネズミ。

自分と同じルートを辿れ。無理だ。対等でいたいんだろう?
ネズミは相変わらず人の扱いが上手い。自分が言ったことをそのまま返されては紫苑だってやるしかない。

崖を降りたところで男たちに捕まった二人。抵抗するなという事はネズミの目的の人物はこの先にいる。

現れた人物・老はネズミの名付け親であり、No.6再生プロジェクトの元メンバー。さらに紫苑の母、火藍と一緒に写真に写っていた人物。
めちゃめちゃキーパーソンじゃないですか。こんな隠し玉があったのね。

戦争で人が住める土地は限られ、残った土地では争いの無い理想都市の建設に向けたプロジェクトが進行。
しかしそれはごく一部のエリートによる支配構造へと変わっていく・・・No.6のやり方に従わない者、疑問を持つレベルで捕らえられてしまう平和と理想の皮を被った権力による支配。

研究者として調査と研究に没頭していた老はそういう社会の変化に疑問を持つ暇も無かったんだろう。
そしてNo.6の外に見つけたのが絶対的力を持つエリウリアスという存在。

具体的にどう絶対的なのかは分かりませんが、人知を超えた力を持っていたということでしょう。
その事を何の疑いも無く上層部へと報告していた老は自らも終われる立場になる。知り過ぎてたということか。

No.6の上層部はエリウリアスと共に生きてきた森の民と呼ばれる人々を焼き殺し、エリウリアスを手に入れたようです。

ネズミは森の民の最後の生き残り。背中の火傷はその時のものか。ネズミがNo.6を憎む理由は分かった。
しかしNo.6を叩くという事はそこに生きる人々を虐殺するという事にも繋がる。それはNo.6が森の民にしてきた事と同じ。

沙布は自分の状況を徐々に理解しつつあるようです。
サンプル、シンクロ率?研究者に寄れば沙布は今までのサンプルの中で一番シンクロ率が高いらしい。
何とのシンクロ?No.6で行われていたエリート教育はこのサンプル(適合者)を選ぶためのものだったようです。どこまでも腐ってやがる。

老は紫苑に体を見せろといい、自分も寄生蜂の被害者であり、最初に残った人間だと告げる。
老の研究データを受け取った紫苑。かなり核心に迫ったデータが入っているんでしょうね。ただ今の状況、西ブロックにいる限りはそのデータを活用するのは難しいかも。
沙布を救った後、というのはNo.6の中枢を暴いた後、再生のために使えという事なんだろうか。

火藍にNo.6で起こっている不可解な疫病?の話とNo.6そのものへの不審を語る楊眠。
にわかには信じがたいというよりも、紫苑の件があるためにそこまで事が深刻だったことにショックを隠せないという感じでしょうか。
No.6にここまでの裏があることに気付いていたかは定かではないけれど、紫苑のエリート教育で行かされて来たことを火藍はどう感じるんだろう。

仲間にならないかと火藍を誘う楊眠。いきなり抱きしめるとか・・・そういう手を使っちゃいかんよ。

ネズミと沙布にだけ聞こえる歌。細谷くんの歌声が聴けて満足ですが、周りの人が頭を抱えてたけどどういう効果があるんだろうか?

イヌカシと力河も協力してくれるみたいですね。力河の場合は目当てが火藍みたいだけどw
なかなかNo.6に潜入しません。そこがクライマックスになりそうですね。


No.6 第7話 「真実の嘘・虚構の真実」

第7話 「真実の嘘・虚構の真実」

紫苑には何も告げず、矯正施設に送られた沙布を助け出そうとするネズミ。

ネズミはイヌカシに情報収集を依頼するが断られる。

「もう係わり合いはなしにしよう。俺はお前に二度と仕事を依頼しない。お前もどんなに苦しくても俺を呼ぶな」

死を恐れるイヌカシにどんなに苦しんでも助けないと言い放つネズミ。これにビビッたイヌカシは仕事を引き受ける。
交渉術でもネズミの方が一枚上手です。紫苑を心配したりして、イヌカシも優しい子ですね。

沙布を捜す火藍ですが、No.6のデータベースから沙布の情報は削除されている。
落ち込む火藍に話しかけてくる老婆。No.6を理想郷だと語る老婆に意義を唱えようとした火藍を迎えに来たのは楊眠。

楊眠は老婆が当局の人間かもしれないと火藍が下手な事を口にする前に止めに入ったわけです。当局恐るべし。
No.6は理想郷でなくてはならない。当局が必死になって反乱分子や危険思想を持つ人間を排除するのは真の姿が理想郷では無いということ。
なんたるディストピア~
楊眠もNo.6の姿に疑問を持つ人間のようですね。面白くなってきたぁ!

力河に連れられて入った洋品店で沙布のコートを見つけた紫苑。イヌカシのところに仕入先を聞きにきたという。
紫苑が何をしようと関係ないと言うネズミ。イヌカシはネズミが何も知らないと思って1人で矯正施設に向かうと助言。イヌカシも紫苑のことが心配なんですよね。

ネズミが戻ると普段より贅沢な食事を用意して待っていた紫苑。何も知らない振りをして沙布の話題を出すネズミ。

ネズミと出会って自分にいろんな感情があることが分かった。わかった事が誇らしいと言う紫苑。

「君に出会えて良かった」

え? (・∀・)!!

「感謝のキス・・・じゃないよな」 「おやすみのキス」

はい、ガッツリ頂きました!ありがとうございました!
本当はお別れの・・・だよね。

1人西ブロックを去ろうとする紫苑を殴って止めるネズミ。矯正施設のことはイヌカシに調べさせている・・・ 隠していた火藍からの手紙も見せる。
隠し事をしていたネズミに怒りを露にする紫苑。

しかしネズミは4年前に紫苑に助けられた事、人が人によって救われる事を知り、その感謝と希望の想いを捨てずに持ち続けていた事を吐露。
初めて自分が紫苑をどう思っているか話したネズミにもう言う事なんてありませんね。

互いに嘘をつかないこと、隠し事をしないことを朝焼けに誓う・・・

No.6の内でも外でもNo.6のやり方に疑問を持つ人間が動き出しそうです。
決戦前夜じゃないけど、今回は嵐の前の静けさって感じです。話がすごく面白くなってきた。
ベーコンレタスのご褒美も頂いたし満足だわ。

サンプルって言われてたけど、沙布ってどうなっちゃったの?ポッドみたいなところに入れられてました。
この時点でもう沙布が外に出られる日は無いんじゃないかと不安になります。
やっと話が進んできた。次回が待ち遠しいですw